矢こぼれを治そう!

口割りまで降ろして

さあ!伸びよう!

と思ったら

矢こぼれした!!

 

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そんな経験はありませんか?

 

矢こぼれとは

文字の通り、

 

矢がこぼれ落ちる

ことです。

 

これは初心者だけでなく

弓道が上達しても

落ちることがあります。

 

弓手から落ちて

口元で戻せるときもあれば

弦から筈がはずれて

落下してしまうこともあります。

 

公式戦では

矢こぼれをして

床に落ちてしまった場合は

 

「失」扱いとなり

その矢は無効になります。

 

4本のうちの1本が

矢こぼれによる失となれば

次の射に響きますし、

 

1本失うだけでも

結果が大きく

左右されますよね。

 

また、

いつもは落ちないのに

突然矢こぼれをすると

悩んでしまいます。

 

これが試合本番に…

 

なんて考えると

ゾッとしますよね。

 

避けたいものです。

 

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そこで今回は

 

矢こぼれの

原因と対処法

 

についてお話しします。

 

ぜひ練習に取り入れて

矢こぼれをしない射を

作っていきましょう!

 

それでは行きます!

 

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【矢こぼれの原因と対処法】

▼原因

1.妻手に力が入っている

 

弓道には

懸口十文字という

考え方があります。

 

弓構えの際に、

弦とかけ枕が自分で見て

「十」になった状態を

会まで維持します。

 

本来は

妻手は打起しまで

添えるだけです。

 

矢こぼれが続くことで

思わず矢がこぼれないように

握りがちになりますが、

 

それははっきり言って

逆効果となり、

矢こぼれの原因になります。

 

2.弓手が外側に入っている

 

弓手は会の場合、

弦が腕に当たらないように

弓手肘を真っすぐにして

矢と並行を保ちます。

 

その際、

弓手の親指が

外側に入る人がいます。

 

外側というのは

自分側ではなく、

 

弓を挟んで

矢側のことを指しますが、

 

引手に意識を取りすぎて

弓を支える弓手

力が入らなくなったことが

考えられます。

 

つまり、

双方の力が均等ではない

ということです。

 

当然、

矢を置いている親指が

傾いてしまっては、

 

矢こぼれをしてしまう

ものなのです。

 

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▼対処法

1.妻手の力を抜こう

 

人差し指と中指は

力ませず、

リラックスした状態で

添えます。

 

そして、

握るという意識は捨てて

捻るという感覚で

引いてみてください。

 

かけ枕を下側に捻るのです。

 

常に下側に捻るを意識すると

今まで「離して」いた離れが

自然と「離れる」に変わる

瞬間が訪れます。

 

捻るのはあくまで

かけ枕だけです。

 

手首が曲がらないように

注意しましょう。

 

イメージは

肘からかけ枕が

一直線になる感覚です。

 

2.角見が効く弓手にしよう

 

できるだけ

親指は矢と垂直を保ちます。

 

ちなみに親指が原因で

矢こぼれした場合、

 

口で元の位置に

戻せる場合がありますが、

 

それを行ってしまうと

体の軸や均等であった力が

偏る可能性があります。

 

可能であれば

誰かに戻してもらい、

 

射形を意識するなら

もう一度最初から

動作を行うことを

オススメします。

 

以上になります!

 

何よりも

矢こぼれをしたときに

上手くいかないことを

考えるのではなく、

 

これも一つ

勉強になる!と

前向きに考えられる

 

強いメンタルを

持つことが大切です。

 

焦らず、落ち着いて

解決していきましょう!

 

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