離れの出し方で的中率が変わる?!

的一直線に

矢が放たれる

離れを手に入れたい!

 

f:id:k-sora-9126:20190305153621j:plain

 

こんな悩みを

お持ちではないでしょうか?

 

☑的中率が安定しない

☑試合になると中らない

☑狙ったところに矢が飛ばない

☑離れを出すと矢がブレる

☑矢筋がどこかわからない

 

この問題は1つでも抱えていると

試合で思うように結果が出せず

悩み続けることになります。

 

もしこの問題が解決したら

 

☑面白いくらい中る

☑無意識に綺麗な離れが出る

☑残心が綺麗に残る

☑簡単に皆中できる

個人戦優勝も夢じゃない

 

など良いことがあります。

 

そうとなれば

離れを上達させる以外

選択肢はないですよね!

 

f:id:k-sora-9126:20190305153705j:plain

 

そもそも

 

「離れが定まらない」

「真っすぐ出せない」

 

という問題は

なぜ起きてしまうのでしょうか?

 

それは

体全体のバランス

関係しています。

 

「バランス」といっても

ピンと来ないと思うので

いくつか例を挙げて

紹介していきます。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

<例1>肩線のズレ

 

肩線のズレが生じるのは

引き分けだと考える人も

多いと思いますが、

 

実は打起しの時点で

肩線のズレが起きます。

 

理由としては

打起しが高すぎることで

肩が上がってしまい、

 

それ以降の動作の中で

肩が動きやすくなるからです。

 

<例2>縦の軸のズレ

 

縦の軸のズレは

案外自分自身の自覚なしに

ズレることが多いです。

 

仲間に射を見てもらったときに

 

・前に突っ込んでいる

・妻手の方に引っ張られている

・背筋が反りかえっている

・猫背になっていて前のめりになる

 

なんて言われたことは

ありませんか?

 

この問題は足踏みの広さで

改善することができます。

 

足踏みが狭すぎると

上下の軸は安定しても

左右の軸は安定しません。

 

反対に足踏みが広すぎると

左右の軸は安定しても

前後の軸は安定しません。

 

自分の身の丈に合った

足踏みの広さを知ることで

軸の安定した射にすることが

可能になります。

 

<例3>左右のバランス

 

この問題が最も影響するのは

「会」での伸び合いです。

 

会で狙いをしっかり定めて

左右均等に伸び合いをして

真っすぐ離れを出すことが

理想とされています。

 

このバランスが取れないことで

弓手、妻手のいずれかに

力が偏ってしまうことで

矢所が定まらない射になります。

 

原因は

<例1><例2>からくる

引き分けでのバランスの

乱れなのです。

 

例えば、

打起しから肩がつられて

それ以降の動作でも

肩が上がってしまう

 

という状況に陥ると

引き分けの動作に入った時に

手先の力で引くことになり、

 

会で伸び合えない

形となってしまうのです。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

この3つの例から考えると

いかにバランスが重要であり

離れに関係してくるかが

理解できたかと思います。

 

ではどうしたらいいのか?

 

f:id:k-sora-9126:20190305153831j:plain

 

そんなあなたのために

的中に繋がる

綺麗な離れの出し方

を紹介します!

 

ーーーーーーーーーーーーーー

【綺麗な離れの出し方】

打起しの高さを知る

 

<例1>で挙げたように

打起しの高さで

肩線のズレが変わります。

 

さらに肩が上がってしまう

打起しの高さは人によって

個人差があります。

 

そのため、

鏡の前に立って打起し

 

自分の肩が上がらない

限界の高さを知る必要が

あるのです。

 

②呼吸を意識する

 

人は呼吸をするとき

肺だけでなく肩も動かして

呼吸をします。

 

各動作が終わるごとに

息を吐いて肩を落とすことで

肩線のズレを予防することが

可能になります。

 

特に大三を取るときが

最も肩線のズレが生じやすい

動作になるので意識して

真っすぐに保ちましょう。

 

③大きく引き分ける

 

初心者の多くは

引き分けに入った時に

肘から先の力を使って

引き分けを行います。

 

しかし、

それを行うことによって

会に入った時に肩が詰まり、

 

左右に伸び合えない

形になってしまいます。

 

そのため、

引き分けの初めで

左右に5cmずつ開き、

 

下ろしてくるときは

体の中心から肩、二の腕、

肘にかけての筋を意識して

 

力強く引き分けることが

大切なのです。

 

④会での伸び合い

 

①~③までを意識すると

肩線がズレない射形が

完成させられます。

 

この射形が完成した時に

本当の会の伸び合いが

実現できるようになります。

 

意識としては

引き分けの延長と考えて、

 

引き分けの動作で

下に働いていた力を

左右に伸びる方に

シフトチェンジすることです。

 

切り替えるタイミングは

引き分けが完了する相図の

口割りに矢が到達した瞬間です。

 

体の中心、肩、二の腕、

肘にかけての筋を

じっくり左右に伸ばしましょう。

 

⑤残心を意識して離れに備える

 

射法八節には

「残心」がありますが、

 

この残心は

ただ形を残すだけではなく

離れを出す方向を

意識するために活用します。

 

理想の残心は

弓手の角見が的に対して

真っすぐに効いた状態で

押し切るように残し、

 

妻手は左右に伸ばした

肘を起点に矢筋に離して

妻手の平が正面に向くように

残すことです。

 

この理想の残心を

しっかりと意識した状態で

会の伸び合いを続けた先に

離れを実行することで、

 

矢筋に対して

真っすぐに離れを

出すことができます。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

以上の5つが

綺麗な離れの出し方です。

 

的中率が安定する

真っすぐ綺麗な離れを

出せるようにするためには、

 

会での意識だけではなく

最初の動作から関係している

ということが大切です。

 

一度に全てのポイントを

意識することは難しい

かもしれないので、

 

①から1つずつ確認して

綺麗な離れが出せるように

取り組んでみましょう!

 

f:id:k-sora-9126:20190305154112j:plain